• 2025年6月7日

体験談から学ぶ!夏の食中毒を防ぐ4つのポイント【弁当・作り置き・衛生対策】

梅雨が近づくと、いつも思い出すことがあります。それは――大学時代に食中毒になった苦い思い出です。

当時、下宿生活をしていた私は、料理なんてほとんどしたことがありませんでした。そんなある日、母から教わった「鮭のホイル焼き」に挑戦してみたんです。慣れない手つきで何とか仕上げて、一口食べると……ちょっと中が柔らかいかな?と思いつつ、味は悪くなかったのでそのまま完食しました。

すると数時間後、強い腹痛・下痢・吐き気に襲われ、まったく水分も受け付けない状態に。まだ学生は携帯電話を持っていない時代。友人に助けを求めることもできず、ふらふらになりながら近所のコンビニにポカリスエットを買いに行ったのを、今でもはっきり覚えています。

それ以来、「火の通り」には人一倍気をつけるようになりました・・・

これからの季節は、サルモネラ菌・カンピロバクター・O157などの細菌による食中毒がぐっと増える時期です。

私のような“鮭事件”を繰り返さないために…

今日は家庭でできる食中毒予防のポイントをお伝えします😊

お弁当・作り置きは「加熱→冷却」が基本!

→ 前の晩のおかずは、中心までしっかり再加熱して、冷ましてから詰めましょう。

半熟卵、水分の多い煮物やマリネは避けよう!

→ 見た目は華やかでも、夏場は特に傷みやすい食材。要注意です。

保冷対策をしっかり!

→ 持ち歩くお弁当には、保冷剤や保冷バッグを使って菌の増殖を防ぎましょう。

手洗い&調理器具の衛生も大切!

→ まな板や包丁の使いまわしはNG!

食材ごとに分けるか、その都度しっかり洗浄・消毒を。

  • 小さなお子さんや高齢の方は免疫力が弱く、重症化しやすいので特に注意が必要です。
  • もし下痢・嘔吐・発熱が出たら、まずは水分補給(経口補水液など)で脱水予防を。

水すら飲めない・血便がある・強い腹痛が続く場合は、早めの受診をおすすめします。

食中毒は「ちょっとした注意」で防げます!

ご家族みんなで安全に、おいしく夏を乗り切りましょう

もっと詳しい情報は、厚生労働省や消費者庁のサイトもご覧くださいね。

🔗 参考リンク:家庭でできる食中毒予防

厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」

消費者庁「細菌・ウイルスによる食中毒」

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