- 2026年1月25日
- 2026年1月24日
受験直前の体調管理|医師が伝えたい「特別なことをしない」健康対策
先週は大学入学共通テスト、関西では中学受験も本番を迎えています。
受験生ご本人はもちろん、ご家族にとっても落ち着かない日々をお過ごしではないでしょうか。

この時期、医師として一番お伝えしたいのは
「特別なことはしない」ということです。
本番前になると、つい「何かしてあげたい」と思うものですが、体調管理の基本はいつもと同じ。むしろ“変えないこと”が一番の対策です。
◆感染対策は「いつも通り」で十分
・外出後の手洗い
・マスク着用
・人混みを避ける
これまで続けてきた対策を丁寧に行えば十分です。

試験直前に新しいサプリや除菌グッズを増やす必要はありません。生活リズムが崩れるほうが心配です。
◆食事は「験担ぎ」より安全第一
「縁起の良い食べ物」を用意したくなる時期ですが、普段食べ慣れない物は、胃腸に負担がかかることがあります。
・生もの
・加熱が不十分な食品
は避け、いつも通りの食事を心がけましょう。
受験期の体調不良で多いのは、実は胃腸トラブルです。
(※胃腸の不調については →〔ブログ:胃腸炎の記事リンク〕)
◆睡眠は「時間」より「眠りやすさ」
「早く寝なきゃ」と焦ると、かえって目が冴えてしまいます。
大切なのは眠りやすい環境づくり。
・スマホを少し早めに置く
・部屋を暖かくする
・布団に入る前にリラックスする時間を作る
こうした工夫が、睡眠の質を上げてくれます。
◆試験前の体調不良は「よくあること」
緊張が強いと、
・お腹が痛い
・少し熱っぽい気がする
・喉に違和感がある
といった症状が出ることがあります。
しかし、これは試験前には珍しいことではありません。
まずは深呼吸。
そして水分補給。
「落ち着くこと」自体が治療になることも多いのです。

◆ご家族の落ち着きが、いちばんの支え
受験生は、自分以上に周囲の空気を感じ取っています。
保護者の方が普段通りに接することが、何よりの安心材料になります。
受験は、これまで積み重ねてきた力を出す場。
体調管理も、その力の一部です。
受験生の皆さんが
「いつも通り」の力を発揮できますように。
医師として、心から応援しています。
ちなみに私は今でも、国試前日の夢を見ることがあります……。夢ではいつも全く準備ができていない状態です。
それだけ試験というのは、強烈な体験なのですね。
