- 2026年2月2日
- 2026年2月7日
みかんの食べすぎで体が黄色い?柑皮症の原因と黄疸との見分け方【医師解説】
◆なんとなく体が黄色い?冬に増える「みかん現象」
「なんとなく体が黄色い気がするのですが…」
冬の外来でよく聞かれるご相談です。
多くは病気ではなく、柑皮症(かんぴしょう) と呼ばれる状態。
みかんなどの食べすぎによって起こります。

◆柑皮症の原因は「βカロテン」
みかんに多く含まれるのが β(ベータ)カロテン。
体内でビタミンAに変わる大切な栄養素ですが、摂りすぎると使いきれなかった分が皮膚にたまります。
その結果、皮膚がほんのり黄色っぽく見えることがあるのです。
◆手のひらや足の裏が黄色くなる理由
特に目立ちやすいのが
- 手のひら
- 指先
- 足の裏

βカロテンは皮膚の角質層にたまりやすく、角質の厚い部分ほど色が出やすいためです。
顔より先に手の色で気づく方が多いのが特徴です。
◆どのくらい食べると起こる?
「そんなに食べていないのに」と言われることもありますが、
毎日数個を続けるだけでも起こることがあります。
量を減らせば、数週間〜1か月ほどで自然に元に戻り、体への害は通常ありません。
◆注意したいのは「黄疸」
「黄色くなる」と聞いて心配なのが 黄疸。
見分けるポイントは 白目(眼球結膜) です。
- 手だけ黄色い → 柑皮症の可能性が高い
- 白目も黄色い → 要注意(肝臓・胆道の病気の可能性)

白目が黄色い場合は、必ず医療機関を受診してください。
◆体に良い食べ物でも“適量”が大切
みかんは体に良い食べ物ですが、
「体に良い=無限OK」ではありません。
手が黄色くなったら「冬を楽しみすぎたサイン」くらいに思って、少しペースを落としてみてください。
ただし、白目まで黄色い場合は“みかんのせい”と決めつけず、必ずご相談ください。
