• 2026年2月7日

冬に多いヒートショックとは?原因・危険な人・入浴中の予防法を医師が解説

寒くなるとニュースでも耳にする「ヒートショック」。

実はこれは、お風呂やトイレで突然倒れる原因のひとつと考えられています。

ヒートショックの正体は「温度差」

典型的な流れは次の通りです。

暖かい部屋 → 寒い脱衣所 → 熱いお風呂

この急激な温度変化で体の中では、

  1. 寒い場所で血管が縮む
  2. 血圧が一気に上がる
  3. 熱いお湯で血管が広がる
  4. 今度は血圧が急に下がる

といった変化が起こります。

このジェットコースターのような血圧変動が、失神・心筋梗塞・脳卒中につながることがあります。

つまりヒートショックとは、“温度差による体へのショック”なのです。

入浴中は「溺水事故」にも注意

入浴中に意識を失うと、浅い湯量でも溺れてしまう危険があります。

そのためヒートショックは、単なる「めまい」では済まないことがあるのです。

特に注意が必要な方

以下に当てはまる方は、特に注意が必要です。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • 脳卒中の既往
  • ご高齢の方

「自分は元気だから大丈夫」と思っている方でも、冬場は血圧が上がりやすいため油断できません。

今日からできるヒートショック予防法

ご家庭でできる対策がとても重要です。

  • 脱衣所を暖める(小型ヒーターなど)
  • お風呂の温度は 41℃以下
  • いきなり肩まで浸からない
  • 入浴前後にコップ1杯の水分補給
  • 食後すぐ・飲酒後の入浴は避ける

「寒いから熱いお湯に長く入る」は、実は危険な習慣です。

夜中のトイレも要注意

夜間のトイレもヒートショックが起こりやすい場所です。
小さな暖房器具を置くだけでも、リスクを下げることができます。

正しく知ることが一番の予防

ヒートショックは珍しい事故ではありません。
しかし、環境を整えれば予防できるケースが多いのも事実です。

「うちは大丈夫」ではなく、
「うちも対策しておこう」という意識が大切です。

ご家族、とくに高齢の方がいるご家庭では、ぜひ今日から見直してみてください。

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